「プラスティック」

プラスティック (講談社文庫)

プラスティック (講談社文庫)

帰京する新幹線のなかで読了。そういえば、井上夢人作品を読むのは今回が初めてでした。(岡嶋二人作品はいくつか読んだことあり。)
うん、おもしろい! 何を書いてもネタバレになりそうなので詳しいことは一切書きませんが、物語の入りから、その後の展開の運びが見事で、物語にぐいぐい引き込まれていきました。中盤あたりからこのオチは想定できてしまいますが、それでもその処理の仕方が巧いので、まったく問題なし。傑作だと思います。
井上夢人氏の作品も、今後ぜひ読んでいきたいところです。