「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 文庫
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狙ってる作品だろうなーと思ったら案の定だった、という感じw もちろん、キライではないのですが。変に過剰な期待をしすぎたかな。もちろん、非常に面白かったのですが。もー。なんというかちょっとズルイw 言葉の使い方といい、相変わらず素敵な作者。
「舟を編む」
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 単行本
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いまさらながら読んで、あまりに面白かったので、久々に感想記録。いや、本当にいまさらではあるのですが、非常に面白かったのです。好きだーこういうの。久々に声に出して笑いながら読んでいたので、相方からツッコミを受けるほど。
何が好きって、たぶんまじめくんが好きなわけですが。もちろん、馬締だけでなく、そのほかのキャラクターも愛しくて。章ごとに変わる主人公はもちろん、トラさんも大好き。プラス、やはり彼らのこだわり。辞書を編むという行為。
非常に愛しい作品となりました。キャスティングにもかなり惹かれるので、映画もかなり見たいです。おもしろかった。とにかく。
「PRIDE(プライド) 池袋ウエストゲートパークX」
PRIDE プライド―池袋ウエストゲートパーク〈10〉 (文春文庫)
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: 文庫
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年1恒例IWGP。ええそりゃもう必須です。大好きです。一も二もなく優先して読みます。(今年もちょっとだけ遅れたけど。汗)
今回ちょっと焦ったのは「ファーストシーズン完結編」の文字。な、な、なんだとおおおおっ!? …結果、あんまり関係ない気がしました。
今回もマコト、かっこよかったなあ…。マコトのお母さん、やっぱ好きだなあ…。てか、タカシかっこいいよう…。ちょっとだけ、らしくない(?)姿も今回は見られたし。恋愛的要素がちょこちょことあったのも、ファーストシーズン完結ということころで、登場人物にいい目を見せている…のかしら…??(考えすぎか。)
さくさくと読み進めながら、相変わらず時代を反映させているおもしろさを感じたり。地下アイドルを題材とした「北口アイドル・アンダーグラウンド」なんかは、さすがだなと思いながら読んでいました。このあたりのテーマ選定は、毎度突いてくるな、と。
とにもかくにも、やっぱりIWGPは、安定しておもしろかったです。これからもこうやって安心して読める作品はほしいので、早くセカンドシーズンも…なんて期待してしまったりしてw
アニメ「新世界より」
前回の日記を書いてから、アニメを第2回までチェックしました。そうかーこういう感じになるかー。そうだよねー…。
たぶん、原作に興味がなければ見ていない系ですw こういうテイストがもともと苦手なのを思いだしました。世界観と絵柄のギャップ含めて…orz
「ロード&ゴー」
- 作者: 日明恩
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: 文庫
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読書モードだったので、こちらもざくっと読了。日明作品、大好きなのです。前回読んだ「ギフト」はそんなに…って感じでしたが、これは裏表紙のあらすじを読んで俄然テンションがあがった私。なぜなら、大好きな「鎮火報」シリーズじゃん!!! と。
…結論から言うと、スピンオフだったので、ちょっとだけ拍子抜けでしたがw しかも主人公親子以外のキャラはそんなに印象に残ってなかったという。本当にファンか、私…。
で、今作。相変わらず非常に読みやすかったし、おもしろかったです。キャラクターもすごくよかったし。
…だけど、どーも物足りなかったというか。ナニカが、足りなかったんですよね。うーむ。やっぱり、初期作品が好きすぎるのかなあ。「警官」シリーズもこちらの「鎮火報」シリーズもどちらも大好きなのだもの。飽きさせず一気に読ませる力は相変わらずなのだけれど、ナニカが足りない。ううむ。非現実的すぎたのかな。
今後もシリーズものについては読んでいくつもりです。
「新世界より」
ということで、感銘を受けた作品も一応記録として残しておくことにしました。ここ1年で読んだ本の中で、おそらく一番印象に残っている作品。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/14
- メディア: 文庫
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- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/14
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- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/14
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「硝子のハンマー」で苦手意識を持っていた貴志作品だったけれど、どうしても読みたくて読みたくて読んでみて、あまりのおもしろさに一気に読んでしまいました。
世界観も、迫る恐怖も、驚きも、今となっては少し不鮮明になっているけれど、でも読んでいる最中は、本当に夢中になってページをめくっていた記憶があります。…本当はあんまり得意な世界観じゃないんですけれどもw
アニメは実はまだ見ていませんが(書いている今日はちょうど第3話の放送日か…)、とりあえずどうなっているのか、かなり興味ありなので、近々チェック予定です。
「悪の教典」
なんとなく久しぶりに感想を書きたくなったのですよ。ほんのちーとだけネタバレをしているといえばしているのか…。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
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評判がものすごくよくて、ハードカバーに食指が動きそうだったのを華麗にスルーした挙句、文庫化後もしばし放置していたのですが、BeeTVの「序章」のTV CMでちらっと見てどうにも気になって、映画公開後のネタバレが嫌であっさり読んでみました。
結果、ほぼ一気読み。
ボリュームたっぷりなのですが、とにかく先が気になって…というのが前半。夢中になって読みました。そして後半は…予想外の展開でしたが、どうにも途中で置いておくのが気持ち悪くて(笑)、結果ぐわっと読む羽目に。
おもしろかったです。両手挙げて他人にオススメできるかは別として、エンタメとしてはとても優れた作品だと思います。
ただ、周囲の評判と、私自身の「新世界より」を読んでの貴志作品への期待感という意味では、ちょっと拍子抜けしてしまったことも事実。一気読みしてしまったし、基本的にはめちゃくちゃおもしろかったのですが、正直…後半のバトルロワイヤルテイストが自分の好みではないのだということをしみじみ感じました。
なんというか最後まで読んでも…満足しきれない感じというか。もやもやが残るというわけではないのですが、逆に何も残らない感じ。びっくりするくらい、何も心に残っておりません。期待感が高まり過ぎていたのかなあ…。
貴志作品は、遡ってもう少し読んでみたいところです。