「バイバイ、ブラックバード」

バイバイ、ブラックバード

バイバイ、ブラックバード

伊坂幸太郎の新刊は、相変わらず素敵な文章とキャラクターと展開に、ニヤリとしたりホロリと来たりしているうちに、気がつくと一気読みしておりました。いやーなんだろう、異常なまでの読みやすさ。いつも通りといえばそうなのですが。
おもしろいのはおもしろい。うん。だけど、どーも第二期伊坂はもやもやするっ! いいんだけど、いいんだけどっ! でも、なーんかもやもやするっ!! …気がしちゃうんですよねー。
なんつーか、私が繭美を好きになれないせいかなあ…。というか、繭美を好きになる人はいるのだろーか。もちろん星野も憎めないながらもあんまり好きじゃないからなあ。ま、その分5人の彼女は魅力的だったわけですが。
楽しいながらも、案の定微妙なカタルシス。むう。とにかく、感想が書きづらいです。
やっぱり、太宰治の「グッド・バイ」を読まなきゃなのかしら…。すみません。不勉強なもので未読です。

「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために

「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために

グッド・バイ (新潮文庫)

グッド・バイ (新潮文庫)