「ひかりの剣」

しばらく感想書いてない(?)ので、いくつかまとめて書く。まずコレから。

ひかりの剣 (文春文庫)

ひかりの剣 (文春文庫)

実は最初、この作品の存在を知ったときには、「剣道モノ? ふーん…」とあまり惹かれていなかったのですが、文庫本の帯に「速水vs.清川」とあるのを発見した瞬間、即購入を決意w ミーハーですみません。だって、速水先生が好きなんだもの!!
ということで、にやにやしながら読みましたとも。ええそりゃもちろん! 結論は、…やっぱり速水が好きだなあ、と。どこまでも、彼のブレない生き方とその在り方にうっとり。え? 読み方間違ってる?? ほっといてくださいww
読んでいて気づいたのは、むしろ逆に「私、清川って苦手だなあ…」とか。「ジーン・ワルツ」でしか触れていない分、もちろん愛情は薄いけれど、そもそもキャラクターとしてあまり好きじゃないみたいです。うーん、ホント私、このシリーズをキャラものとして読んでいるのかも。すみません。だけど私は、これからも彼らの物語を追い続けます。

外科医という存在について。刃で人の身体を傷つけて命を救うという、相矛盾した行為。それと比べれば、剣道の世界は何とシンプルなことか。竹の刀で、相手のかりそめの生命を断ち切る。ひたすら迅く、ひたすら強く。

医療の現場が闘いの場だというのは、まさにその通りなのだろう。だからこそ、たとえ作られた世界であっても、彼らのような存在を信じたいと思うし、そして応援したいと、強く思う。