「ジェネラル・ルージュの伝説」

ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)

ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)

またもや文庫化の早さに驚いた本作。ドラマの影響? ファンとしては嬉しい限りです。本作の海堂尊物語や自作解説ページを読むにつけると、宝島社がスピードが早いのかしら?

で、本作。ジェネラル・ルージュ速水先生の「伝説」に逢える!! ということで、ウキウキワクワクドキドキしながら読みました。いやーーーやっぱり速水先生ステキ過ぎる!! 楽しかったです。大好きです。若かりし日の速水先生。「疾風」も「残照」もおもしろかったけれど、やっぱり「伝説」だなあ。どこまで行っても、主役にしかなれない男。海堂作品には何人も魅力的なキャラクターが登場するけれど、速水先生が一番好きです。そりゃ惚れるわ、あんな人。

それにしても、これはまさにファンのための1冊。速水先生の伝説を語るなんて、それ自体ファン向けだし。海堂尊物語も自作解説も、かなり興味深かったです。いや、速水先生はもちろんカッコイイのですが、それ以上に海堂尊さんってカッコイイですわ。はい。信念を持ち、それを実現するために行動する人、そりゃカッコイイに決まってるわ。文庫化に当たって、ちゃんと2010年最新の情報まで加筆されているのも、さすがだなーと思ったりして。

うん、おもしろい一冊でした。改めて、海堂尊作品の魅力を感じました。早く次の文庫化を待ちますw