「零崎曲識の人間人間」

零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)

さくっと読了。相変わらず軽く読めるなあ。このボリュームなのに1000円越えなのは、やはり特典のトレーディングカードのせい? シリーズ前作でもついていたようですが、すっかり覚えていません…。たぶん、見てすらいないな。

さて、零崎シリーズ第3作。主人公は、零崎曲識。「また新キャラかよ、誰だよ…」とか思っていたのに、あらあらここ2作の零崎シリーズ、何気にキャラに萌えます。うそ、萌えはしないけど、前作の軋識さんといい今回の曲識さんといい、お気に入りかも…。軋識の場合はその裏の顔が好きで、曲識の場合はその「音使い」という役割と正装が好きっぽい。…なんだよ結局スーツ（ではないけれど）萌えかよ!!＞私

零崎シリーズの1作目では双識さんが超苦手だったのに（単純にビジュアルが…）、今作ではかなり好きだなあ。あの変態っぷり、イイわ〜。子荻ちゃんといい出夢くんといい、相当以前は苦手だったキャラも、時間が経つと緩和されるものですね。別に苦手でもなんでもなく、何となく受け入れられてしまう。そういう意味では、人識くんもそうだなあ。てか、正直「何だよその変貌っぷりは…」という感じはありますが。

というか、戯言シリーズならびに零崎シリーズの前作までのストーリーや登場人物をイマイチ覚えておらず、自分の中に残る勝手なイメージだけで読んでいるので、どこまでこの感想が正しいのかわかったもんじゃありませんが。

「戦争」の話やら「彼女」のことやら、本当はシリーズ過去作品を読み返すとおもしろいのでしょうけれど、正直そこまで熱意はありません。毎回のように、「クビツリハイスクール」読み返さないと本当にわかんねー、でもあの作品苦手ー、とか思っています。だめだめ…。

それはそれとして。本作、私は本当に結構好きだったりします。曲識のキャラもそうだし、「彼女」の大きさもまたステキ。物語のラストは…今回、結構好みだったなあ。

次作はどうやら人識くんの物語。零崎シリーズも最終章? 一体終着駅はどこなのか、楽しみに待ちたいと思います。