「零崎軋識の人間ノック」

零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)

零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)

何だかんだ文句を言いつつも、優先順位を結構高くして読んでいる戯言シリーズ。いや、これは零崎一賊の物語だから、戯言シリーズと読んでいいのか? 外伝的扱い? そんなことはいいとして。


ぶっちゃけ、零崎一賊はあまり好きではない私。人識はどーもイマイチ好きになれなかったし。双識はどーもあのビジュアルが好きじゃなかったし。


なのに。


なのに。


軋識、いいキャラだなあ…。
主人公なはずなのに、ぶっちゃけ雑魚キャラ? くらいの扱いなあたりがツボなのか?


ということで、本作、非常に楽しく読んでしまいました。いや、正直おもしろかった!!
零崎一賊以上に好きじゃないはずの子荻ちゃんとか玉藻ちゃんとか出張ってるのに、いやいや、おもしろかった〜。

ついでにいうと、双識も人識も、いままで以上に好きになってるよ!! どうした、私!?
全員のキャラの壊れっぷりが、相当ツボみたいです。もはや、ストーリーにほぼ興味なし(笑)。

彼女や彼女の登場にもニヤリとしたものの、それ以上に「彼」の登場に、ついついきゅんとしてしまった私。誰ってもちろん、「お兄ちゃん」です。(あ、もちろん双識ではなく。)