「アラビアの夜の種族」

なんとびっくり!! 読書の秋だというのに、10月は1冊の感想も書いていません。んー。読むペースが格段に遅くなっている気がするなあ…。
10月のまるまる1ヶ月かけて何を読んでいたかというと、コレ。

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)

アラビアの夜の種族 II (角川文庫)

アラビアの夜の種族 II (角川文庫)

アラビアの夜の種族 III (角川文庫)

アラビアの夜の種族 III (角川文庫)

色んな意味ですごい物語でした。最初は多少の読みにくさを感じたのですが、それを楽勝で乗り越えられるおもしろさ。普段読む本とは少し系列が違うのですが、それを気にさせず楽しめるおもしろさ。
でも究極の驚きは、読了後に潜んでいたのです。

いや、ひさびさにマジで騙されちゃいましたよ…。

何って、読んだ人にはこれだけでおわかりいただけるかと思いますが。
最初の一文から最後の一文まで、完璧な「物語」。なんというのか、古川日出男という作家が本当に私は恐ろしいですわ…。まだ読むの2作目なんだけどなあ。すごい作家だと思います。
とりあえず、それ以上の感想はちょっと書けません。ただ言えるのは、おもしろかった。うん、それで充分。