「赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝」

これでIWGPシリーズの文庫化済み作品はすべて読んだ…はず。すっかり本シリーズのファンである私としては、とても楽しめました。

IWGPシリーズ外伝」とは銘打っているものの、シリーズの主役であるマコトは結局最後まで登場することはなく、また短編ではありませんが、本シリーズに共通する「勧善懲悪」は本作でも健在ですし、読了後の爽快感も相変わらず。私は、文句なくおもしろい! と思いました。ご都合主義、バンザイ。だって物語ですもの。確かに結構強引だなあ…と思う展開もありましたが、私はアベケン大好きです。カッコイイ!
もちろん、サルやタカシの登場も嬉しくてニヤニヤ。特にサルは全編通して主人公の渉と行動をともにしており、そのキャラクターをさらに好きになりました。
本作も非常に映像化に向いているのではないかと思うので、ぜひドラマ化していただきたいところ。していただければ、今度こそは見ますとも。