「イノセント・ゲリラの祝祭」

さて、これは1月下旬に読み終わったようです。はうー。

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

大好きなシリーズ作品。ハイペースだなあ。
とりあえず本作については、小説であって小説でない、というか。フィクションであってフィクションでない、というか。ものすごい問題提起がなされている作品だと思います。
これを読んだころ、海堂氏のインタビュー記事なども少し探して読んだのですが、この人の志(あるいは使命感)はものすごいな、とただただ圧倒されました。どこまでもブレずに、氏自身が「為すべきこと」を定義し、それに向かって切り開いた道を、ぐんぐんと進んでいっているというか。そしてそれは小説やインタビューから読み手に確実に伝わっていて、そのパワーにただただ圧倒されます。と同時に、深く納得し、共感し、氏の志を貫いて新しい世界を作ってほしいと願います。
エンターテインメント作品としてだけでなく、新たな医療界を、安心して暮らせる日本社会を作るために、どこまでも走ってほしいな、などと思ったりして。