「ブラックペアン1988」
すっかり感想を書くのをサボっていましたが、2010年は心機一転、書いていく予定です。(余談ですが、読書履歴は一応つぶやいてココに記録してます。http://yonda4.com/user/staygreen2009)
さては、実家から帰京する新幹線の中で読破したコチラから。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/15
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めっきり大ファンのチーム・バチスタシリーズ。これも番外編扱いなのかな。続々文庫化されていて嬉しい限り。
「チーム・バチスタ」でハマり、「ジェネラル・ルージュ」で完全に速水先生にヤラれた私でしたが、本作は大好きなこの2作に並ぶくらいおもしろかったです。本当は寝る予定だった新幹線車中だったのに、途中で止められなくて一気読みしちゃったくらい。
帯にある通り、シリーズの「原点」といえる、20年前の東城大学医学部付属病院。既にシリーズで馴染みのある面々の若かりし日の姿を見られるという楽しみもあり、なんというかニヤニヤ。いやー、ニヤニヤ。
キャラクターは個性的だしストーリーも派手めだけれど、相変わらず高い問題意識を持ちつつ描かれています。ドラマ性・エンターテインメント性の高さとリアリティとが絶妙なバランスの作品だと思います。うん、大好き。
そして巻末の吉川晃司×海堂尊対談もオモシロでした。いやー、吉川桐生はハマり役だったと思うのです。映画館で似合ってんなーと。もともと吉川晃司好きってこともあるけれど。この人の生き様もカッコイイ。この「ブラックペアン」にも似合うな。