「一瞬の風になれ」

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

文庫化されているのを書店で発見して、購入。一気読みしました。
スポ根サイコー!! おもしろかったです。どハマり。主人公の一人称語りということもあってか、とても「素直」な物語といった印象。第二部、第三部と加速度的にハマっていきました。
スポ根ならではの、主人公の成長物語。私にとってこんなに愛すべき小説となったのは、やはりキャラクターのよさ。新二はもちろん、連、そして根岸や桃内、鍵山といった部のメンバー、家族、ライバル校の面々、全員がイイのです。恋愛要素もかわいくって、熱く、キュンとなれる物語。ああ、スキだなあこういうの。読んでいて力をもらえる感じ。
私自身はスポーツ苦手なので、彼らと同じ感覚を味わうことはできないけれど、新二が身体で掴んだ感覚を、気持ちよさを、物語を通じてちょっとだけ共有できたような錯覚をしたりして。
キラキラと眩しくて、サイコーに爽やかで気持ちいい物語。「DIVE」と並んで、かなりお気に入りの作品です。あー楽しかった。