2008年振り返り

2009年がスタートしてから約2週間が経とうというのに、何となく2008年の読書記録を振り返り。
とりあえず、感想を書いているのは以下だけの模様。総数も少ないけど…ホントに新作、読んでないなあ。読書ペースも遅いので、文庫本だけでもある程度事足りる模様。

<2008年読了本>
天野節子「氷の華」
伊坂幸太郎「モダンタイムス」
石崎幸二「復讐者の棺」
石田衣良「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6」
石持浅海「BG、あるいは死せるカイニス」「君の望む死に方」「ガーディアン」
乾くるみクラリネット症候群」
歌野晶午ジェシカが駆け抜けた七年間について」
奥田英朗空中ブランコ」「ララピポ」
海堂尊ナイチンゲールの沈黙」「螺鈿迷宮」
貴志祐介「硝子のハンマー」
古処誠二「メフェナーボウンのつどう道」
小峰元「アルキメデスは手を汚さない」
今野敏「隠蔽捜査」「リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―」「朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―」
桜庭一樹少女には向かない職業」「ブルースカイ」「推定少女佐藤友哉「子供たち怒る怒る怒る」
志水辰夫「行きずりの街」
滝本竜彦ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ日明恩「鎮火報」
田中啓文「ハナシにならん! ―笑酔亭梅寿謎解噺2」
辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」「凍りのくじら」
津原泰水ルピナス探偵団の当惑」
天藤真大誘拐西尾維新零崎曲識の人間人間」「きみとぼくが壊した世界」「不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界東川篤哉もう誘拐なんてしない」「館島」
森博嗣タカイ×タカイ」「どきどきフェノメノン」「目薬αで殺菌します森見登美彦四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女薬丸岳「天使のナイフ」
横山秀夫「影踏み」
米澤穂信「犬はどこだ」「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番

印象に残った本をあげていくと。

メフェナーボウンのつどう道

メフェナーボウンのつどう道

これについては、まあ必須ですね。私のライフワーク(?)。直木賞候補にすらならず、がっかり。

クドリャフカの順番 (角川文庫)

クドリャフカの順番 (角川文庫)

米澤作品は、何気にかなり好きです。今年もいっそう評価を上げました。特に古典部シリーズ、好き。

館島 (創元推理文庫)

館島 (創元推理文庫)

東川作品も、好き。この方もいっそう評価を上げました。早くシリーズものの続編も読みたいな。烏賊川市とか。

凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじら (講談社文庫)

とにかく、めちゃくちゃ好き。作品単体でいうと、もしかしたら2008年に読んだ作品のなかで一番印象に残っているかも。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

これまた大好き。とにかく好き。2008年最後にええもん読みました。

隠蔽捜査 (新潮文庫)

隠蔽捜査 (新潮文庫)

2008年に新規開拓(いまさらですみません)でハマった作家さんというと、この人かな。2009年最初に読んだ「果断」が大変お気に入り。

復讐者の棺 (講談社ノベルス)

復讐者の棺 (講談社ノベルス)

ま、これも書いておかなくてはね。待っていた作品ですから。…ん、それだけですが何か?

何だかんだ言いつつ、2008年は「読みやすい本」に流れていた気がします。新作を買うのは、本当に限られた作家さんばかり(伊坂幸太郎古処誠二の2枚看板に加えられるのは、ノベルス新刊限定の森博嗣西尾維新、あと東川篤哉石崎幸二といったあたり)。あとは完全に文庫化待ち。ま、そういうタイミングだったということで。2009年も、そんな感じになりそうな予感はしています。