直木賞候補作発表

毎年この時期になると楽しみな、直木賞候補作の発表。
http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/index.htm
今年の候補作は個人的な関心として2名のノミネートは確実に予想していたのですが、思わぬところから伏兵が登場して、大興奮。
いま最も大好きな作家TOP3のノミネートに、興奮しないわけないでしょう。

個人的な思い入れから、勝手な願いを。
そろそろ取らせてあげようよ…な伊坂幸太郎氏と、お願いだから取らせてあげて! な古処誠二氏の同時授賞ってことで是非。
「砂漠」はかなり好きな作品なので、「終末のフール」ではなくこちらが候補となったことが単純に嬉しかったりします。
「遮断」は、誰がなんと言おうとイチオシ。というか、こういう人にあげてこその直木賞でしょう！メフィスト賞出身の直木賞作家、いいじゃん。氏を応援し続けて結構な時間が経っていますが、いい加減もっと知名度が上がっていい作家だと思うのです。実力的には申し分ないのだから。
ちなみに、貫井徳郎氏が横から掻っ攫っていくという図もおもしろいのですが、いいじゃん、既に売れてる作家はさあ…。（いや、それをいうと伊坂氏なんていまさらこんな賞いらないと思うけれど。）
私の関心の矛先は、完全にこの3人のみ。三浦しをん氏も森絵都氏も売れてるからいいじゃん…。

ということで、珍しく予想なんかしちゃったりして。

　本命…伊坂幸太郎、対抗…古処誠二、大穴…貫井徳郎

ちなみに、「愚行録」はこれから読みます…。いやね、ずっと前から読みたい読みたいとは思っていたのですが、作者自らがあれだけ「後味が悪い」と押している作品に手をつけるのは、ちょっとだけ気が引けていましてね。ほら、私一応新婚で幸せ絶頂なわけだから、そんなところに沈むような話を読むのもなんだかシャクだな〜なんて思っていたわけでして…。