「ネバーランド」

ネバーランド (集英社文庫)

基本的には非ミステリー作品だと思います。その昔、ジャニーズの今井翼くん主演でドラマ化されていたのが印象に残っています。（見た記憶は殆どないのですが…。）
多分私の読み方が悪いのでしょうが、この人の作品も腐女子的な読み方が非常にできる作品だと思います（笑）。「puzzle」もそうでしたが、同人誌作れそう…（笑）。作者自身、そして私自身が女性ということもあり、非常に女性が喜びそうな作品、という風に感じてしまったのは、やはり私自身が腐女子なのかしら?
そんな戯言は置いておいて、「青春モノ」と言えるであろう本作、どこか懐かしいノリを感じながら、私は楽しく読みました。それぞれの少年がその内側に秘めているものは、決して1人で背負いきれるほど軽いものではないけれど、それを打ち明ける相手を得た今、彼らはきっと大丈夫なのでしょう。
前向きな気持ちにさせてくれる素敵な作品ではないかと思います。楽しく読ませて頂きました。