「レタス・フライ」

レタス・フライ (講談社ノベルス)

レタス・フライ (講談社ノベルス)

ようやくこの短編集を読了。とりあえず相方からの強い要望で「刀之津診療所の怪」だけは読んでいたのですが、それ以外のものについてもすべて読みました。
それらのなかで感想を書きたくなるのは、やはり他の7つの短編やショート・ショートを挟む形の最初と最後を飾る短編。何の先入観もなく本作を読んだのが、私的には正解だったように思います。


「ラジオの似合う夜」は、途中で主人公があの人だと気付いて、もうニヤニヤ。しかし何でこんなにこの人はモテるんでしょう? この人のアンバランスさに女性は惹かれるのでしょうか…。
「刀之津診療所の怪」は、以前も書いたとおり、すっかりニヤニヤしっぱなし。あの人とあの人が出てきただけで、個人的に嬉しいのです。いやあ、ステキじゃないですか。あっ、もしかして赤柳さんって…!?