「夏の夜会」

夏の夜会 (カッパ・ノベルス)

夏の夜会 (カッパ・ノベルス)

これぞ妄想推理というかなんというか…。西澤先生の本領発揮なのかもしれません?
人間の記憶って確かに非常に不確かなものだと思うけれど、でも、でもでも、そんな大変な事件をあっさり忘れてしまうものなのでしょうか。いや、この作品には妙な説得力はあるんだけど、でも、それでもちょっと無理がある気がしたり。
しかし、何だかんだいってそれぞれが辿っていく記憶の急展開に翻弄されてしまいました。自分の記憶も真剣に思い返してみれば、現在忘れてしまっている色んなことがあるんだろうなと思ったりしつつ。