「MISSING」
- 作者: 本多孝好
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 文庫
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とても読みやすく、安心しておもしろかったです。
「眠りの海」
静かだけれど、胸に残る物語。
「祈灯」
個人的にはとても印象に残っています。他の短編にも言えることですが、人物描写が非常にいい。ラストシーンが好きです。
「蝉の証」
切なさを覚えるラスト。タイトルの持つ深い意味…。
「瑠璃」
むしろ恋愛小説と呼ぶ方が正しいのでしょう。これは突出してよかったなあ…。
「彼の棲む場所」
どれだけ人格者と呼ばれる人であっても、その内側には隠された狂気が潜んでいる。でもむしろ、そういう部分がまったくない人の方が恐ろしい…。人間らしさとはなんだろう…とふと考えさせられてしまったり。
「MOMENT」も実は手元にあるので、おそらく近いうちに読みます。(ただし12月はいろいろと新刊が出るので、後回しになりそう…。)