「デュラララ!!」

 デュラララ!! (電撃文庫)

そして、なぜかいまさら、これを読みました。私自身はアニメにもコミックスにも同人にも触れたことがなかったのですが、なぜか臨也と静雄の名前だけは知っていた(笑…えない気もするけど)この作品が、なぜか自宅に全巻揃っているので、本当にいまさらながら、1巻からの読み始め。
ライトノベル読むのがひさびさなので、もっとさらさらと読めるかと思ったら、意外に時間がかかって驚きました。誤字脱字も気になるし…と思ったら、速筆だけどそこは…な方だったのですね。でもさ、これは本人というよりチェックしてる出版社側の問題ではないのでしょうか。
1巻を読み終えた段階では、一番愛せそうなキャラはドタチンくらいしかいない状況ではありますが、群像劇だと全巻揃えた張本人からは聞いているので、とりあえずこれからも楽しみながら読みたいと思います。

「ムカシ×ムカシ」

 ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)

ひさしぶりに、いくつか感想を。まずは何年かぶりのXシリーズのこちら。
だからね、覚えていないわけですよ。ごめんなさい。とりあえずHさん関連よねーくらいしか。
ただ、このシリーズにひさしぶりに触れて、小川さんに比較的感情移入しやすくなっている自分(年齢的に)に気づいて驚きました。たぶん前作読んだ時点では、そんなことはなかったはず。いやだから、前作よく覚えていませんけれども。
どうしても、天才・真賀田四季に関する作品は今後も追っていかなくてはと思っているので、これからも続編は読み続けていくつもりなのですが、忘れちゃわないうちに出していただきたいなーというところも本音だったりします。もちろんGシリーズも……。

やっぱりサラっと読み終えてしまう程には、この人の作品を愛しているのです。

映画「私の男」

そして続いてはこちら。原作がどうしても心に残っている「私の男」が、二階堂ふみ×浅野忠信で映画化ということで、割と早い段階で見に行ってしまいました。だって、流氷のシーンが見たかったんだもん。以下、ネタバレもします。

http://watashi-no-otoko.com

流氷のシーンは、やはり印象的でした。CMにも使われている、花が海に飛び込んで、水の中から見上げる氷。ぼんやりと、ああ、綺麗だなあ、と。
だけど映画として最後まで見て、なんだか消化不良だったのは事実。とりあえず帰って速攻、原作を読み返しました。そして、「ああそうだった」「なぜこのシーン変えたんだろう」等々、勝手なことを思ってみたり。
原作が時間を遡っていく物語なのに対して、映画では時間は花の幼少期から順に、でもいきなり時間が飛んだりするので、原作を知らない人にはわかりづらいのではないかなー。
なんだか前半はエロスなシーンも多く、二階堂ふみが18歳になるのを待って撮影されたというのも、何となく納得。でも淳悟と花のシーンの血の雨の演出には、若干微妙な気がしてしまいました。あと、尾崎に対する淳悟の絡み。あれは何なんでしょう、腐女子へのサービスカット?
ラストシーンの花の声に出さない台詞は、いったい何と言っているのでしょうか。読み取れませんでした。
とりあえず改めて原作を読んで、その文章にひさしぶりに触れたので、ひとまずは満足です…。

私の男 (文春文庫)

映画「オー!ファーザー」

ひさびさに今度は映画の感想。相変わらず原作に惹かれたものばかり見ております。まずは、なんだかんだと映像作品も見ている伊坂幸太郎「オー!ファーザー」から。
http://wwws.warnerbros.co.jp/oh-father/

岡田くんが高校生役ってのは、さすがにもう無理があるよね…。いや、制服は似合ってましたけどね。改めて、大きなスクリーンで見ても麗しい方ですこと。
原作の記憶が相変わらず曖昧になっている昨今ですが、不安に思っていた4人の父親は割とハマっていたのではないかと。なお、私は葵さん推しです。
なんだかサクッと見れてしまう映画で、少々物足りなさがなくもないですが、軽妙な感じは嫌いではないのです。楽に見るにはいい映画かなと思います。

オー!ファーザー (新潮文庫)

「キウイγは時計仕掛け」

キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス)

キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス)

またもひさしぶりの読書。ようやく読みました、Gシリーズ最新作。社会人になった彼らが集結して……犀川先生だわーいわーい♡
事件の解決については相変わらずだけれど、やっぱりおもしろく、ぐいぐいすらーっと読了しました。天才の存在は確かにありつつ、この物語はいったいどこへと帰結していくんだろうなあ。それが知りたくて、きっとこれからもずっと読んでいくと思います。(まあその先の物語は既に語られている気もしますが。)
少し大人になった加部谷さんが、学生時代のかけがえのなさを振り返るところが、なんだかぐっと来ました。そうだよね、うん。プレゼントについてはちょっとどうかと思うけれど。

「ペンギン・ハイウェイ」

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

やっぱりモリミーが好きだとしみじみ感じた作品。エンディングの美しさが好き。アニメ映画化してほしい。このエンディングを見たいから。私にとって何より「美しい」作品。いや、おっぱいおっぱい言ってたけど、美しいからいいのです。

「夜行観覧車」

夜行観覧車 (双葉文庫)

夜行観覧車 (双葉文庫)

なんとなくで久々に湊作品を読んだら、いやー非常に面白かった。ぐいぐい引き込まれるリーダビリティ。相変わらず後味は悪いのだけれど、とにかく引き込まれた。ドラマは一切見ていなかったのですが、これは見ちゃうだろうなー。